HIPPEの星空散策

日々の星屑をひろっていこう♪
このブログは http://harmonia-mundi.chu.jp/ のサイトの一部です

<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 秋の色 | TOP | 皆既日食速報 >>

2006.12.02 Saturday

アストル・ピアソラ/モダンタンゴ

ジャンル分けどうすればいいかワカラン…
Astor Piazzolla (1921〜1992)ちなみに3月11日生まれの魚座だ…!
ピアソラは、タンゴをクラシックやジャズと融合させ、
斬新で個性的な音を作った近代作曲家でありバンドネオン奏者だ。
秋はタンゴな気分。(まあ、実際は気分屋なので色々ですが…)
秋になるとバンドネオンやアコーディオンの音が聞きたくなる。
バンドネオン…といえば、ピアソラが聞きたくなる。(-ω-人)
なんて斬新な音!なんて個性的なリズム!
ピアソラ大好きです。ピアソラの危機迫るような音楽は気持ちを高揚させる。
所でピアソラといえば、日本ではヨーヨー・マ氏がリベルタンゴを流行らせてくれましたね。世界的にみればギドン・クレーメル氏の方が先にピアソラを発掘していたように思うので、私は何やら悔しい気分でございますが…まあ、私はクレメル贔屓なのでね…。
こういうのは個々の感性の問題なので絶対的な話ではないのですが…
とりあえず、私の感性で語らせてもらうと、
ヨーヨー・マ氏の音は大河を思わせる。ゆったりと広い。しっとりとなめらか。潤滑。
対するギドン・クレーメル氏の音は、
鋭く、荒々しく、それでいてクリアな断面を思わせる円滑な音。
清々しく飄々と流れる様は風のようだ。そしてこの風は乾燥していて冷たい。
私の好みの音は、基本的にはギドンの方です。
勿論、演奏する曲によって何がより良いかは変わりますがね。
生来は湿度の少ないものが好きです。颯爽とした爽やかなものがすき。
なので、弦楽器でピアソラを表現するならギドンの演奏するのがいい。
では…特にお薦めのピアソラの曲を紹介しちゃいます!ま、全部いいんだけどね〜!
*「バンドネオン協奏曲」*****************************
カーァッコイイーーーーッ!!特に第一楽章が秀逸です!!
マジで格好良いですこの曲。もうっ痺れますよッ! (-ω-人)〜v
といっても私が聞いたのはミカ・ヴァユリネンの演奏するものなので、
ピアソラ本人の解釈とは違うものかもしれませんが…(ミカのはピアソラに必要な「熱」を持ちつつも、独自性があると読んだ事がある)
いやはや…バンドネオン協奏曲最高。オケを従えるバンドネオンかっこよすぎる。
あの気位の高い弦楽器達を手なづけ、雄雄しく奏であげる秋色のメロディ。
その風格はヴァイオリンに劣らずとても頼もしいです。
特に第一楽章の激しさといったら!くぅううう〜!素敵です!!惚れます。
ああ…今聞いているんですけど…(ノ_<。)泣ける。何故?…わからん。兎に角いい。
第三楽章の危険を孕んだ様な軽快さも目を惹きますが、やっぱり第二楽章の静寂があるからこそ第一、第三が印象的になるんだろうなぁ。コントラストの強い曲です。このつくり方はベートーヴェンに並んでいる、と言いたい…言わせてくれ。
ピアソラ:バンドネオン協奏曲
ピアソラ:バンドネオン協奏曲

*「天使の協奏曲」と「タンゴ バレエ」*************************
◇天使の協奏曲
これも切なくて良いのですよ〜v はぁ。(クレーメルのしか聞いた事ないけど)
天使の協奏曲は「天使へのイントロダクション」 、「天使のミロンガ」 、「天使の死」 、「天使の復活」から成ります。 この中で特にお薦めなのが「天使へのイントロダクション」と「天使の死」です。
まず「天使へのイントロダクション」は、正にイントロダクションといった感じの曲で、…これから何が起こるのだろう?忍び足でセピア色の影が近づいてくるようなそんな感じです。
私が聞いたものでは3分16秒〜なんですが、ここからの焦燥感がたまりません。
「きたぁっ!」(゚◇゚*)そんな感じです。そこからはヴァイオリンの独壇場です。(聞いたのはクレーメルのだからね。編曲していないものはやっぱりバンドネオンなのかな…)
もう、ヴァイオリンがいい声で啼くわ喚くわ!最高です。
切ない。貴婦人の切ない想いを湛えた慎ましい涙を見るようです。
そして「天使の死」。これは私には天使というより「堕天使の誘惑」といった感じの曲調に聞こえるのですが…ええ、私、脳みそ腐っているので。
危険を楽しんでいるように見えるんですよね、この曲は。無邪気な天使が死と隣り合わせの危険な遊びを楽しむようなそんな感覚です。どこまで進むと命を落とすのか、落とすと知ってはいても抑えられない好奇心に背中を押され、この天使は死に染まっていくのかも知れない。
兎にも角にもこの天使は誘惑を楽しんでいる。誘惑している相手は悪魔ではないだろうか?成功しなければ死という代償が……あ!イカーン!!変な妄想が…!←大変な脳みそをお持ちで。
この曲の途中でッキャッキャッという合いの手(というのか?)が入るのですがそれがモダンで素敵なリズムの曲です。
ちなみに「天使のミロンガ」ですが、この場合のミロンガは音楽形式の事だと思われます。(他にも意味有)2/4拍子。(私リズム苦手)で、ミロンガはタンタタンタンってリズムです。この曲も「天使の復活」もなかなか良いですよ。
ピアソラは生涯にわたって天使と悪魔をモチーフにした作品創りに励んでいたそうで、悪魔シリーズもありますが、まだそちらは2曲しか聴いていないのでここに記事を書くのは控えます、が、気になった方はどうぞ手にしてみて下さいね。
◇タンゴバレエ
これもかっこいいです。
「イントロダクション」、「街」、「出会い−忘却」、「キャバレー」、「孤独」、「終曲 街」、から成ります。
どれも良いのですが、一番印象的なのは「イントロダクション」ですね。
格別に格好良いです。それから「キャバレー」と「終曲街」も印象的です。
↓視聴できます(06.12月現在)
Tango Ballet, Milonga Del Angel: Kremer / Kremerata Baltica
ここの記事に詳細で記した「天使の死」が、なかなか良い箇所を視聴出来るので興味ある方は是非聞いて欲しいです♪最後にはッキャッキャと聞こえるような音の部分も聞けます。(←他に言い方はないのか!?)
えー…ちなみに「天使の死」は9番目のCon del Angel: la Muerte del Angel です。
ピアソラ:天使のミロンガ
ピアソラ:天使のミロンガ
ピアソラの[悪魔シリーズ]が収録されています。私が知る所では一つのアルバムに悪魔シリーズがこれだけ揃って収録されているのは珍しいです。↓
ニューヨークのアストル・ピアソラ
ニューヨークのアストル・ピアソラ

*エスクアロ********************************
◇鮫/Escualo(エスクアロ)
こいつも凄いカッコイイです。(こればっか)
思えばこの曲が始まりだった。
エスクアロは私のピアソラフィーバーの発端なのです。
初めて聞いたのはいつだったかな…まだ20世紀だったかも。
NHKの番組でクレーメルとピアノ奏者とバンドネオン奏者がこの「鮫」を弾いていたのです。
下に紹介したCDに収録してあるのとは全く異なる雰囲気だった気がします。
これはビデオに撮って何度見直したかわからないくらい見ましたよ。良かった〜♪
えー…バンドネオン奏者が片足を何らかの段の上におき、立ちながら演奏ってーぇのは罪ですよ、旦那!かっこよすぎですから!もう勘弁してくださいよ!!貴方の演奏に放心しましたよ!!
このビデオで演奏してた人がそうだったんです。片足あげて弾いていた。感動して思わず絵描いちゃいましたよ!!!ていうか…私も…ああやって演奏してみたいなぁ…←演奏してみたいってアンタ、バンドネオンをマスターしてから言って下さいね!…うん、バンドネオン欲しいなー♪(゚▽゚*)私も片足上げて弾くのだ!(あ、そう。)
エスクアロ…この曲は本当リズムが面白く先端的。
イメージは鮫がそろそろと近づいてくるような感じです。ちら、ちらと見え隠れする鮫の…あれ、鮫のあの三角の部分は何と言うのだっけ?まあいいや。三角が見え隠れして、次第に全体の形を、そして数を増やす鮫の姿。そんな感じの曲。
所で「エスクアロ」お薦めの一曲ですが、これ!というCDが見つかりません。
NHKで見たあの時の曲が忘れられない。
ピアソラへのオマージュ
ピアソラへのオマージュ

Hommage A Piazzolla
Hommage A Piazzolla

**************************************
…日本でピアソラといえば、先ず「リベルタンゴ」を思い出すと思いますが…
この曲が好きでまだ他のピアソラ作品を聞いていないのであれば、
是非とも他のピアソラも!と強く推しますよ!!
それではキリがないので、この辺で記事を終了しておきます。

↓ピアソラのCD紹介↓
トレーシング・アストル〜ピアソラへのオマージュ(3)
トレーシング・アストル〜ピアソラへのオマージュ(3)
↓いい曲はいってますよ♪
Tango: Zero Hour
↓情熱です。やたら渋いです!
Tango: Zero Hour
ラ・カモーラ:情熱的挑発の孤独
ラ・カモーラ:情熱的挑発の孤独


コメント

視聴してきました!
♪キャッキャッと聞こえる…!!
これ以外の表現仕方ないね!
ナイス表現!
2006/12/04 7:33 PM by カワセミ
ていうか……
視聴しなくとも君には聞かせたはず…!゚(゚ノ∀`゚)゚。

こんな長い記事を読んでくれてありがとう!!
(だってあんまり興味ない分野だよね…!?)
嬉しいです〜♪
2006/12/04 10:25 PM by HIPPE
いや、もう一回確認したいじゃない?
キャッキャ、を。
他に当てはめれないかなー?って思って
耳を澄ましたが、当てはめられんかった、です。
2006/12/05 12:28 AM by カワセミ

コメントする









この記事のトラックバックURL

http://stargazer.harmonia-mundi.chu.jp/trackback/545753

トラックバック

Gidon Kremer
・BASF-Benefiz-Konzert - Weltpremiere mit Gidon Kre
(文化芸術暴論 2007/03/17 1:59 PM)

▲top